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ブランドヒストリー

Five Rules

『 美容液をまとう 』

肌の水分量を増やす、優しさであふれた新素材、美衣。

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クリエイティブな生地工場

縮小傾向と言われるアパレル産業の中で、私たちが事業を拡大し続けられているのは、
企画力を磨いてきたからと自負しています。

1990年代、イタリアで商談を行った時のこと。

私は現地のテキスタイル品質に衝撃を受けました。

複雑で絶妙な色合いや、豊かなデザイン性。

ファッションの歴史が深いヨーロッパの人々と
日本人の感性に圧倒的な違いがあることを思い知り、
デザインでは太刀打ちできないと感じました。

それでも、本場ヨーロッパで認められる生地を作りたかった私は
「クリエイティブにならなければ」と焦ります。

毎日「どんな生地が求められているのか」と考え、
電車で人の服をじろじろ見すぎて怒られたこともあるほど。

そして試行錯誤を重ね、ヨーロッパに対して日本の技術が対抗できるものとして、
風合い・手触り・素材にこだわった生地づくりをしてきた結果、
ヨーロッパで「クリエイティブな生地屋」と評価されるまでになりました。

私たちメーカーは、顧客のオーダー通りに作ることを仕事にしてしまいがちです。

しかし素材や編み方については私たちこそがプロフェッショナル。

日に日に流行が移り変わるファッション業界で、
お客様が欲しているひとつ上のものを生み出せるよう、
アイガットでは営業担当から職人まで、全員が企画開発に心血を注いでいます。

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機能性衣料は便利だけど

さまざまなファッションが生まれる中で、昨今は機能性衣料も市民権を得ています。

ヒートインナーやスポーツウエアに代表されるのがその一例。

しかし機能性を持たせるために、
ポリエステルやアクリルなどの化学繊維を混紡していることが多く、
環境への負担が大きな衣料でもあります。

また、便利な反面、かゆみや静電気など、
着用にあたる不快感や肌トラブルを訴える人も多くいます。

私たちは「機能性のテキスタイルを天然素材から作れないか」と考え、
独自に研究を始めました。

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着る美容液の誕生

機能性衣料で肌トラブルを起こす人が増えていることを知った私は、
肌トラブルを改善する生地を作れないかと考えていたその時、
130年以上続く老舗の化粧品メーカーである桃谷順天館が
「美肌菌」の生地への利用を検討していると聞きました。

そこで私は、環境に負荷をかけない再生繊維・レーヨンに練りこむことを提案。

共同開発の末、触れるだけで肌の水分量を上げる「モイストファイバー」が実現しました。

どんな素材にもメリットとデメリットがあります。

レーヨンは絹のような滑らかさを持っていますが、
水に弱く、重くて張りが無いことがデメリットです。

繊維としてのモイストファイバーは完成しましたが、
それだけでは普段着用できる服にはなりません。

モイストファイバーの保湿効果を損なわないよう、
環境や肌に負荷をかけない素材のみで、さらに着心地の良い生地を実現する。

私たちは理想のテキスタイルの開発に全力を注ぎ、ようやく完成したのが美衣の生地です。

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美衣のやさしい着心地は

「敏感肌の人も『ずっと着ていたい』と思える服を」との願いを込めて作った美衣。

「やさしさ」をテーマに、さらっとしつつも柔らかな着心地にこだわりました。

化学繊維の服と触り比べると、ほんのりとあたたかさを感じます。

肌の水分量を上げる機能を持ち、肌トラブルの原因を排除した、天然素材の心地よい服。

美衣は、私たちが今まで培ってきた企画力を結集したブランドです。

もちろん、製造時の環境への負荷を最小限に抑えており、
着終わったら土に還すことができます。

是非、素肌に直接着てみてください。

やさしさに包まれて、安らぎと幸せを感じてもらえたらと思います。

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安宅 英宣

代表取締役社長 安宅 英宣